【体の使い方】基本的な運動学用語の確認
- 西尾赳範
- 2016年11月16日
- 読了時間: 2分
#3 運動学用語 part1
まず、いろいろお話をする前に、基本的な用語をまとめておきます。今後、用語で不明なところがあったら、ここをチェックしてみてください!部位による特定の動きに関しては、その時に説明を入れますね。

立ち方もちゃんと名前があります。基本的な肢位はリラックスした立ち方で、解剖学的な話をする時は解剖学的立位肢位でお話しします。

面の概念ですが、空間の考え方で三次元です。
・矢状面(しじょうめん)・・・体を左右に分断する面で、前後に走っています。
・前額面(ぜんがくめん)・・・体を前後に分断する面で、左右に走っています。
・水平面(すいへいめん)・・・体を上下に分断する面で、地面に対して平行に走っています。
そして関節は軸で動きます。
(図 運動の面と軸。運動は軸に対して回る)

関節は部位により、軸の傾きが違います。基本軸は上記の三平面に対して垂直に走る軸に対して、関節は動きます。
・垂直軸・・・水平面に対して垂直に走る軸。
・矢状-水平軸・・・前額面に対して垂直に走る軸。
・前額-水平軸・・・矢状面に対して垂直に走る軸。
※足は関節がいっぱいあって、軸も傾いています。基本軸にはなかなか当てはまりません…^^;
基本的な運動用語です。
・垂直軸に対しての動き → 内旋ー外旋
・矢状-水平軸に対しての動き → 内転ー外転
・前額-水平軸に対しての動き → 屈曲ー伸展
※部位により、運動用語が変わることがあります。
一つ「正中線」という概念をお伝えします。

体の真ん中を表す線です。背骨のラインと思っていただければいいと思います。
この線を中心と考えて、運動学用語をお伝えします。
内旋と外旋ですが、
正中線に向かって動く運動を『内旋』、

正中線から離れる運動を『外旋』と言います。

内転と外転も同じです。
正中線に向かって動く運動を『内転』、

正中線から離れる運動を『外転』と言います。

屈曲と伸展は前後の運動です。
前に動く運動を『屈曲』、

後ろに動く運動を『伸展』と言います。

基本的な運動学用語はこのぐらいで、次回は『てこの原理』についてお話しします!
P.S.
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参考&引用:基礎運動学 第6版
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