歩行障害に起因する脳の病気は?
- 西尾赳範
- 2017年6月24日
- 読了時間: 2分

全身を支配している脳。その脳に異常が起こると歩行障害に陥る可能性が高くなります。脳は全身を支配していますので、脳が病気にかかったりすれば、たちまち歩行に問題が起こりやすくなります。
脳にダメージを受けるとどのような歩き方をするのでしょうか?それは、脳へのダメージや異常などにより、異なります。脳血管障害で受けたダメージは、基本的には片麻痺になりやすいので、分回し歩行や跛行(ビッコ)が特徴的です。
脳の異常は神経回路の問題になるため、運動機能にトラブルが起きます。一歩が出なかったり、一歩が出たと思ったら、止まらなくなったり、自身でコントロールがするのが難しくなります。
脳の病気を全部挙げるとキリがないので、ざっくりまとめていきます。では、脳の病気はどういったものがあるのでしょうか?ほんの一部ですが、よくある、またはよく耳にする病気をリストアップしてみましょう。
脳血管障害(血管系の病気)
脳梗塞
脳卒中
脳出血
クモ膜下出血
脳そのものに何らかの異常がある病気、難病など
アルツハイマー病
パーキンソン病
多発性硬化症(MS)
その他
脳腫瘍
脳挫傷
小児麻痺などの先天的なもの
精神的なもの
感染による脳障害(脳脊髄膜炎、日本脳炎など)
といったものが挙げられます。
急に意識を失ったりする可能性がある脳へのダメージは、
起立性低血圧症
高温障害(熱中症など)
高血圧性脳症
低血糖症
一過性脳虚血発作
アルコール依存症
などが挙げられます。
予防は生活習慣を見直すこと
脳血管障害は脳で起こった血管系の病気です。脳血管障害が起きるということは、脳以外の血管でも同じようなことが起こる可能性があるということでもあります。その反対も然り、身体で起こった血管系の病気は、脳でも起こりうるのです。
血管の病気になりやすい、リスクのある疾患は、
糖尿病
肥満
タバコ
睡眠障害
高血圧
などが挙げられます。ほぼ生活習慣に起因するものばかりです。もちろん生活習慣以外にも病気になるリスクはありますから、完璧に予防できるというわけではないかもしれません。
しかし予防は、症状を軽減したり、早期回復に貢献できますので、日頃から生活習慣を心掛けることは大事なことです。
今一度、重篤になる前に現在のコンディションを確認してみてはいかがでしょうか?
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