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下肢救済・足病学会 in 福岡 1日目


福岡国際会議場

下肢救済・足病学会とは、

下肢(脚、足)を助けるのを目的とした学会です。

下肢の切断に至るケースは、血行不良によるもので、

・透析をされている方

・糖尿病を患っている方

・その他虚血性(血流が乏しい状態)の方

が主なケースです。

医師による手術の技術的な話

看護師や理学療法士、義肢装具士、栄養士などのコメディカルな方の専門的な話

などなど、様々な視点からの下肢救済について発表されました。

その中でも、私は集学的アプローチについてどうしていくべきか知りたいので、

そのようなテーマで話されているところに優先的に聴講してまいりました。

集学的アプローチとは?

集学的アプローチとは、

一人の患者さんをあらゆる職種の人たちが垣根を超えて治療をしていくことを指します。

今回の下肢救済・足病学会では、

・医師はもちろん

・看護師による看護

・理学療法士によるリハビリ

・義肢装具士による靴、インソール、義足や装具などのサポート

・靴屋による足の計測並びに靴選びや履き方など

・介護士による施設内の簡単なフットケアと早期発見にも関与

・栄養士による栄養指導と栄養管理

・薬剤師による薬の管理

などなど、特に足は様々な科に関与しているため、

一人の患者さんをこういった方々が協力して治療をしていくということです。

こんなに多職種が関わるというのは、大変なことなのです。

一人の患者さんの症状を全員で共有して、

共通認識を持って処置していくことになりますから。

情報伝達を早くするのはもちろん、

同一言語で理解していることが重要です。

大変なのは医師で、

やはり医師が中心になることがほとんどですから、

あらゆる業種と連携をすることになります。

なんでこんなに足の勉強をするのか?

血行が悪くなることで、

最後はどうなるか、

ご存知でしょうか?

歩けなくなることで、

どれだけ普通に歩けることが

幸せなことか知っていますか?

悪くなってから病院に行ったところで、

命を救うのがやっと。

日常生活の質(QOL)の低下は免れません。

歩けるからどんな靴を履いてもいいか、

とは言えないのです。

痛みも苦しみも特にないから、

どんなものを食べてもいいか、

とも言えません。

変形だったり、血液だったり、

ダメージは日頃の蓄積です。

逆に改善も日頃の蓄積です。

13年前、整骨院で働き始めた時から

歩きずらくて困っている人が

多いことに驚いたことが始まりです。

歩きづらくなる前から浸食は始まっています。

最後に切断とかにならないためにも、

まずは自分が正しい知識を持っていること、

そして現状の医療レベルを把握しておくこと。

それが学会の参加をする理由です。

それに私は医師ではないので、

手術ができません。

悪くなってしまったら、

医師にお願いするしかないのです。

誰にお願いすればいいのか。

こういった学会は、

全国各地から様々な方が

いらっしゃいます。

少なからず誰かしらにパスはできるのです。

私ができることは、まだ歩ける時点で、

機能改善を図ること。

要するに予防です。

大昔に比べて寿命がだいぶ伸びました。

それに合わせて、健康でいられる年齢も伸びなければなりませんが、

寿命に追いついていません。

健康寿命が伸びて、

寿命まで自分の足で歩けること。

そのためにはどうすればいいのか?

考えられることは、

・根本的に自分の体力を向上させる(トレーニング)

・身に付けるものを自分の体に合わせる

・生活環境を整える

・食事・栄養を年齢ごとに合わせる

職種により得意分野が変わりますが、

私はトレーニングと身に付けるもの(特に履物)です。

生活環境や栄養はちょっとしたアドバイスはできますが、

度が超えたら、ここは専門家にお願いすることでしょう。

様々な地域で集学的アプローチについて、

どのようにされているのか、

勉強になりました。

今すぐできることは、

一人一人が自分の状態を把握していること。

そして、なんかあってもお願いできる人がいること。

少しでも不安要素を取り除けたら、

心理的要因によるものが

楽になることでしょう。

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