神経伝達の流れ
- 西尾赳範
- 2017年5月24日
- 読了時間: 2分
このページは神経の流れについて、簡単にまとめています。
神経ってそもそも何?どんな仕事をしているの?っていう、
表面的なところをお話ししていきます。
神経は、情報伝達の役割を担っています。
1.脳から指示が出て、
2.中枢神経を通り、
3.末梢神経に伝わり、
4.動かしたいところが動く、
というのがざっくりした流れ。

(図1 大まかな流れ)
脳から指示が出る電気信号をインパルスと言います。
1~4までのスピードは音速より遅いです。
どのくらいのスピードかというと、
実は神経にも種類があり、
それによってもスピードが変わります。
最も速い繊維で秒速100m(時速432km)、
最も遅い繊維で秒速50cm(時速1.8km)
と言われています。

(図2 神経伝達速度)
(引用:三上研究室)
体内ではあらゆる出来事が起こって、
一つの行動になります。
しかもそれがとても精密…
ちょっとでも狂いが生じると、
あらゆる不調が生じます。
神経系であれば、
・発作的なものであったり、
・痙攣だったり、
・思い通りに動かせなかったり、
・痺れを感じたり、
生活に支障が出てきます。
たとえ自分のことは自分で出来ても、
苦労しているかと思います。
神経と筋肉はコンセントとコードの関係に似ています。
コンセントにちゃんと差し込んでいれば、
電気は供給されて、スイッチを入れれば機械は動きます。
これが筋肉だと、
エネルギーもしっかり消費されて筋肉も強くなります。
しかし、コンセントに差し込んでいなければ、
いくらスイッチを入れても動きません。
これが筋肉だと、
エネルギーは消費されないばかりか、
さらに筋肉は衰えていきます。
(廃用性筋萎縮)
使わなければ、機能はどんどん落ちていくばかり…
そこが機械と違うところ。
コンセントが繋がってると「待機電力」で
エネルギーを消費し続けているのです。
飢餓に耐えるため、
脳へのエネルギー供給を確保するため、
使わないエネルギーは
極力、切っていきます。
エコ機能が働くんですね。
ダイエットという点でいうと、
大敵な機能ですが…
それはさておき。
足は特に末梢ですから、
特に神経系の症状が出やすいところ。
神経の伝達は適度にやらないと、
どんどん、言うことが効かなくなります。
靴やインソール、ソックス、
場合によってはサポーターを用いて、
これら全てを含めて「サポーター」という観点で、
調整すると良いでしょう。
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