足のブレって何?
普段、歩いていると、
街中でよく見かけるんですよね。
「足が左右にブレている人」
ほとんど人は痛くないので、
気にしていないでしょうけど。
細かく言うと、
足が着地した時に外にブレる、
という表現の方が
いいかもしれません。
この状態が続くと、
・気づいたら足首が腫れてきます。
・気づいたらO脚がひどくなります。
・気づいたら何となく不調を訴えます。
歩行を後ろから見ていると、
足首のところでクネッてなる方がいらっしゃいます。
この症状が出る人がこれがまた結構多い。
女性が多いですが、
男性もいらっしゃいます。
このクネッてというのがどういうことなのでしょうか?
理由はいくつかあります。
・痛い方の足をかばっているため
・癖で重心が偏っているため
・足がハイアーチのため(柔らかい足)
・靴が合っていないため
理由は様々ありますが、
ここでは、痛い方の足をかばっているため、
足がクネッてなる状況を見ていきましょう。
![歩行 ブレ](https://static.wixstatic.com/media/013c2f_092d26c3bdc449c7b80298bbf8c638d9~mv2.gif)
いかがでしょうか?
左足を見てみましょう。
左足が着地した時に、
若干外側にクネッてなっているのが
わかりますか?
痛いところですが
右のカカトです。
カカトの内側寄りの下が痛いので、
右足の着地の仕方が、
うちわ歩行になっています。
足底腱膜炎とか踵骨骨端炎とか
痛いところが似ていますが、
内側縦アーチを形成する踵骨の下が、
痛いということです。
右足をかばって左足が着地したら、
左足が外側にクネッてなるのです。
本来は体重が乗ると、
若干、土踏まずが沈み込むのですが、
この症例では右足のカカトが痛いから、
体重をほとんど乗せないので右足には
土踏まずの沈み込みがありません。
左腕も振れていませんよね。
これが長引くと左半身が凝り固まります。
見事な代償動作です。
では、どうすればいいのでしょう?
【 履 物 】
ちゃんと後足部のフィット感が
なければ意味がありませんから、
靴が足に合っていることが条件です。
右のカカトを除圧するため、
靴はローリング加工したソールで、
インソールのカカトの痛いところを
クッション材に変えます。
右のカカトの痛みが取れるまでは、
多少、左側に重心をかけさせたままで
いいでしょう。
左側まで痛めないように、
左足もしっかり合わせましょう。
【 筋 肉 】
履物を合わせたら、
筋肉の質も改善させないといけません。
カカトを痛めるのは、
大抵、下腿やハムストリングスが
硬くなっていることが多いです。
下肢の裏側ですね。
そこが硬いと、
だいたい腰痛にも悩まされます。
筋肉の弾力性をつけるため、
ストレッチや筋力トレーニングを
していきます。
ストレッチだけだと、
可動域は増えるのですが、
触ると硬い感じがします。
筋肉本来の働きをさせるには、
収縮と弛緩をしっかり行うことです。
他にもありますが、
メインどころとして、
履物と筋肉の質の改善を
特に意識してやっていきましょう。