フットケアの偉大さ
- 西尾赳範
- 2016年12月19日
- 読了時間: 6分
足裏でこのようなお悩みはありませんか?
足裏にタコができている
石コロを踏んでいるようで痛みがある
ウオノメになっていて、それが骨に直接当たって痛みが強い
踵周りも角質があってガサガサしている
などなど、特に皮膚トラブルがあると何かと日常生活に支障をきたしているのではないでしょうか。
今回、実際にあった足裏のタコとウオノメの状態をどのようにして解消していったか、before-afterを見ていただくことができます。正直、私は半年はかかるのではないか?と予想はしていたのですが、思った以上に早く、しかも綺麗になっていましたので、フットケアを実際にお願いした吉原先生から写真をお借りしましたので、状態を共有していきますね。
経緯
まず、どのような経緯か、お話ししますね。
2016年3月頃、私が靴屋で働いていた時のお客様(Sさん)として最初に来店されました。この時は私が直接対応したわけではありません。私が対応したのは、そのあとの5月とか6月頃です。ここで初めてお会いしました。
Sさんは左右で足の大きさが二回りほど違うのです。大きい右足がいつも痛いというのです。痛いところは足裏のタコとなっているところです。これはなかなか珍しいぐらい大きく、分厚くなっていました。これでは石ころを踏んでいるかのごとく、痛いことでしょう。
靴もインソールもご購入していただいていました。その時は石ころみたいに大きなタコをどうすることもできないので、どうしようか悩みました。患部のところにはしっかりクッションで圧力を逃すようにしていましたし、できることは歩行を改善することでしょう。重心移動を調整することでだいぶ緩和されました。しかし足の裏だけに完全に当たらないわけではないので、多少は痛みを感じていたようでした。
7月に札幌では日本トータルフットマネジメント協会主催の「足フェス」が開催されました。そこではフットケアをされている方が多く、そこで札幌のフットケアの先生である吉原先生に出会いました。札幌に来て一年弱でようやくフットケアをされている方と知り合うことができたのです。
9月の初め頃でしょうか。Sさんが3月頃の初診から半年が経ち、半年のメンテナンス時期になって来店されました。さすがにあの大きなタコは何もしなければ、そう簡単には改善できません。圧力を逃し、なんとか歩けるという具合でした。そこで私は吉原先生に思い切ってお願いをしました。吉原先生は快諾して下さいました。
1回目
2016年9月27日。こちらが初回で施術前です。

(Before 1回目)
右足の小指側のゆびの付け根のところです(小趾球、第5中足骨頭部)。表面上は大きなタコにしか見えませんが、実はこの下にはウオノメにもなっていて、しかもかなり芯が太く、深くあったそうです。石ころを小指の付け根のところで踏んでみてください。コリッとして電気が走るような痛みが出ます。これが日常茶飯事と考えると、精神的にもグッタリしそうです…さすがの吉原先生もここまでの状態はなかなか見ないね〜とびっくりされていました。1回で取りきれない程の深さだったようです。それでも結構綺麗になっていましたよ。

(After 1回目)
前後で見比べていかがでしょうか?結構、綺麗になっていると思いませんか?
2回目
2016年10月27日。2回目を実施。こちらが施術前。


(Before 2回目)
来店時で1回目の施術後ぐらいでしたので、短時間で終わらせることができ、残りのウオノメを取ることに集中できたそうです。こちらが施術後。


(After 2回目)
暗い画像で見えにくいですが、この時点でウオノメは完全に取り除かれていました。
3回目
2016年12月15日。3回目を実施。こちらが施術前。

(Before 3回目)
来た時点で、すでに綺麗な状態。全体的に綺麗に整えて終了とのこと。こちらが施術後。

(After 3回目)
ずいぶん綺麗になって、私も驚きを隠せません。現物を知っているからこそフットケアの即効性、すごさを目の当たりにすることができました。
3回の施術で気付いたこと
トータルで3回の施術で期間にして3ヶ月ほどです。
たった3回の施術で石ころのように大きくなったタコがどこにもありません。ガサガサして固くなっていた足が、ツヤのある健康的な足へと変わっていました。ほのかにオレンジになり、しっかり血が通うようになっていました。カサカサしていた足裏はすっかり綺麗になっていましたね。部屋の中を素足で立っていても全然痛くないとのこと。しかもそれを見たご主人も喜んでいたそうです。痛かった時は家で常に「痛い、痛い」と聞かされていたことでしょう。「痛い」という言葉を聞かなくなり、さらに足を気にせず歩けるようになったことでご主人も嬉しくなったのでしょう。
吉原先生によると、通常はタコやウオノメの処置をしても次回お越しいただいた時には、多少悪化してくるそうですが、今回のSさんは靴とインソールを先にしっかり作っていたこともあってか、1ヶ月後でも全然ひどくならずに処置を進めることができたそうです。
タコやウオノメは、皮膚の乾燥や圧力といったことで起きますが、体の使い方や重心移動のスムースさも関わっています。重心移動がスムースでなければ、圧力が一点に集中してしまい、タコやウオノメができる可能性が高くなります。フットケアだけでも足りないし、靴やインソールだけでも足りないし、体の使い方だけでも足りない、というのが今回の実例で改めて感じることができました。
タコやウオノメができるということは、皮膚が乾燥しているのではないか?圧力がそこに集中しているのではないか?重心移動に問題があるのではないか?という指標になります。何かしら正常ではないということに気付けることでしょう。
床が固く感じたり、足裏が痛く感じたりする方は、足裏をチェックしてみましょう。
タコやウオノメはありませんか?
皮膚がカサついていませんか?
立ったり歩いたりする時に、足裏の一箇所だけに体重が乗っている感じがしませんか?
料金は状態によっても違いますし、範囲によっても違いますが、今回のSさんの場合ですと、右足のみでほぼ全体的に処置しています。Sさんはさらに靴+インソール、さらにオーテーゼといって、ゆびのところにシリコンの詰め物をして、ゆびが使えるようにしています。
足裏のトラブルは重心移動や足のゆびがうまく使えないと出やすくなります。直接的にフットケアで皮膚の状態を改善させ、靴やインソールで重心移動(足の運び)をコントロールしていきます。
もし、足裏にトラブルを抱えているのでしたら、こちらまでご連絡くださいませ。(相談無料)
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タコやウオノメ、爪のトラブルは、吉原先生のところへ直接お願い致しますね。(完全予約制)
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