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生きる上で必須、でも糖尿病の大敵。ブドウ糖との付き合い方。

足の健康を追求すると、必ずと言っていいほど、”糖尿病”と”透析”の単語が出てきます。それだけ、足への影響が大きいと言えるのでしょう。そこで糖尿病の診断基準としている「血糖値」の元となっている『ブドウ糖』について、これからまとめていきます。

ブドウ糖は糖の中でも最小単位である「単糖類」に属されます。これ以上分解できない糖ということですね。あらゆる細胞に取り込まれ、エネルギー源として作用します。血糖値の基準も血液中にブドウ糖がどのくらいあるか?という計測をしています。

ブドウ糖は必要不可欠な存在

ブドウ糖は、体の中では必要不可欠な存在です。細胞が生きる素になっています。細胞一つ一つに吸収されエネルギー源として利用されています。

ブドウ糖はあらゆる臓器のエネルギー源です。さらに脳にとっては唯一のエネルギー源です。脳に供給されるブドウ糖の量が少ないと脳が働かなくなります。集中力が切れたり、記憶力が低下したり、イライラしてきたりするのです。

  • ブドウ糖はあらゆる臓器のエネルギー源

  • 糖は実はエネルギー源以外の働きもある(希少糖)

ブドウ糖は糖の一つで、タンパク質、脂質と並んで「3大栄養素」の一つでもあります。3大栄養素と言われるぐらいですので、生きる上で必須な栄養素なのです。どれもエネルギー源ですが、まず始めにエネルギーとして使われるのは糖質です。タンパク質と脂質はエネルギーとして使われる前に身体の構造物の材料として使われます。

ブドウ糖は糖質の一部です。では、ブドウ糖は糖質のどこに属するのでしょうか?糖質は糖の構造によって大きく次の4つに分類されます。

  1. 糖類

  2. 多糖類

  3. 糖アルコール類

  4. 高甘味度甘味料

4つの糖類について見てみましょう。

1.糖類

糖質の中でも最も小さな単位を単糖類と言います。これ以上分解できない糖の状態です。ブドウ糖や果糖が単糖類です。そして単糖類と単糖類が結合すると二糖類となります。砂糖や乳糖、麦芽糖が二糖類です。

2.多糖類

単糖類が10個以上結合されたものが多糖類です。オリゴ糖、でんぷん、デキストリン、グリコーゲンが多糖類です。

3.糖アルコール類

糖類に水素を添加して、一部の構造がアルコール類特有のものになっているのが糖アルコール類です。野菜、果物、きのこ、海藻の他にもワインや清酒、味噌、しょうゆなどの発酵食品にも含まれています。キシリトールやマルチトールなどがこれにあたります。

4.高甘味度甘味料

砂糖に比べて甘味度が高いもの。アセスルファムKは砂糖の200倍、スクラロースは砂糖の600倍の甘さを誇ります。

このように同じ糖でも構造が違いますので、甘さも違えば、役割も変わります。糖は通常エネルギー源として働きますが、糖の種類によってはエネルギー源以外の働きもします。

ブドウ糖は単糖類に属していて、果糖も同じ単糖類です。これ以上分解できない糖の大きさです。単糖類になってはじめて小腸から吸収され、血中に流れるのです。ブドウ糖を摂取した場合は、はじめからこれ以上分解されないので、体内への吸収がとても早いです。食べ方にもよりますが、最短で60分ほどで効果を発揮されます。

ブドウ糖という名前は英語名でgrape sugarと言います。そのまま和訳したようです。実は糖について研究していた科学者が、ぶどうからはじめて糖を取り出すことに成功したから、それを『ブドウ糖(grape sugar)』と呼んだそうです。

化学名ではグルコースと言います。ブドウ糖とグルコースは同じものです。基本的にはブドウ糖という名前で呼びますが、体内での反応などによりグルコースと呼ぶこともありますので、合わせて覚えておきましょう。

次回は、ブドウ糖と他の糖との違いについて、もう少し詳しくみていきたいと思います。(変更になる可能性はあります)

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